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7月27日「飛距離アップセミナー」開催レポート

7月27日に開催された「飛距離アップセミナー」の開催レポートをお送りします。

概要や内容は基本的には5月19日に開催された時と同じです。

クラブフィッティングで使っている測定器を使ってスイングを解析

まず、セミナー開始前に、クラブフィッティングで使用している測定器(センサー)を使って、参加者全員のデータ解析をしました。

今回、ポイントに挙げたのは「切り返し時の手の加速度」と「インパクト時の手の減速度」。

参加者の皆様それぞれの、加速度と減速度の数値を当日使った資料に記入し、お渡ししました。

飛距離アップセミナー センサー

測定器(センサー)

飛距離アップセミナー 測定画面

測定結果がわかるアプリ画面

飛距離アップセミナー資料

参加者に配布した資料

【クラブ部門】【スイング部門】のセミナー

【クラブ部門】平澤フィッターのセミナー

測定器やアプリの開発で陣頭指揮を執り、ヴィクトリアのクラブフィッティングシステムを統括している平澤義道フィッターより、加速度と減速度の意味、そして、どういうデータが飛距離アップにおいて求められるのか、について、解説しました。

飛距離アップセミナー

平澤フィッターのセミナー

飛距離アップセミナー

平澤フィッターのセミナー

以下にその内容を一部抜粋します。

パワー相当のヘッドスピードが出せなていない場合、手の加速度と減速のメリハリをつけて、より効率よくヘッドスピードを出す必要があるわけですが、ここで、メジャーリーガーの大谷翔平選手が使用しているバットを例にしてみたいと思います。大谷選手はメジャーリーグ1年目、日本にいた時と同じようなバットを使っていました。グリップが細く先端が重い、スラッガータイプのものです。そして、2年目か3年目ぐらいに、タイプの違うバットに変えました。どういうものかというと、グリップが太く、先端をくり抜き軽くしたものです。これにより大谷選手はスピードボールに対応しやすくなったようです。スピードボールに対応しやすくなったということは、ヘッドを走らせやすくなったということです。フィジカルやテクニックの進化によるものだけでなく、バットの違いにより先端をより走らせやすくなったということが言えるでしょう。

インパクト前後で手元側の動きを抑えることでヘッドが走りやすくなる、というのは野球もゴルフも同じですね。

【スイング部門】大本コーチのセミナー

スクールの指導責任者で、2018年度PGAティーチングプロアワード最優秀賞を受賞し、プロツアーで活躍中の選手も指導している大本研太郎コーチが、再現性高く、加速と減速のメリハリをつけられるスイングのポイントについて解説しました。

飛距離アップセミナー

大本コーチのセミナー

飛距離アップセミナー

大本コーチのセミナー

薬指と背中側の筋肉は連動します。そして、背中側の筋肉はクラブを引きつける時に使われます。ということは、薬指を使ってスイングする感覚を掴むことで、クラブを引き付ける、つまり、手を減速させることにつながります。

脱力することで、加速と減速のメリハリが効きやすくなります。立位の状態から、両かかとを上げ下げして、かかとに圧をかけることで脱力しやすくなります。

むやみに、腕力で急ブレーキをかけようとするのではなく、腕を脱力させた上で、タイミングよくグリップを引き付けることで、手を減速させましょう。それはスイング軸の安定にもつながります。

飛距離アップセミナー

大本コーチのセミナー

効率よくヘッドを走らせよう

切り返しから腕全体を強く振っても、思うようにヘッドは走りません。

ヘッドスピードを出しやすいスイングとは、ダウンスイング初期で手が急加速し、インパクトで手が急減速するスイングです。

多くのゴルファーはこの流れのスイングに取り組むことで、飛距離アップに期待が持てます。

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