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【パット練習器】パッティングミラー 使用方法

ツアー選手も使用するパッティングミラーは、パットの上達を望むすべてのゴルファーにおすすめの練習器です。パットに関して「パットはラウンド数こなしてなんぼ」「自分のレベルでは細かいところまでチェックする必要ない」と思っているゴルファーは多いはず。ですが、そんなことはありません。現状のゴルフスキル関係なく、コツをつかむことでパットの安定感はグンッと向上します。パッティングミラーでそのコツをつかんでください。このページではパッティングミラーの練習メニューを紹介していきます。随時更新予定です。

練習メニュー①:アドレス時のボール位置をチェック

パットのストロークの再現性を上げるためには、構えの再現性を上げる必要があります。その構えのポイントに挙げられるのが、ボールの位置。

体に対するボールの位置を把握して覚えることで、姿勢や左右の足裏への体重配分の再現性が高まり、結果的にストロークの再現性や安定感が高まるのです。

ボール位置の基準

基準は左目の下。パッティングミラーにボールを置いて構えた時に左目がボールで隠れ、ミラーには右目だけでが映っている状態が基準です。また、両目のラインは目標線と重なる状態が基準です。パッティングミラーのセンターに引かれているラインを目標線に合わせ、ラインと両目が重なる状態です。

アイライン パッティングミラー

左目の真下が基準

アイライン パッティングミラー

出典:アイラインゴルフ公式サイト

ぴったり左目の下が“絶対”、ではありません。目とまゆの間ぐらいのイメージでOKです。パッティングミラーで構えた時に、目が線の少しだけ内側(下)に見える状態です。

目線がボールを追い越さないようにしましょう。パッティングミラーを使った場合、ミラーの真ん中の線やボールよりも目が外側(上)に位置していたら、それは体に対するボールの位置が正しくない状態です。

目線がボールを追い越すと、パットの軌道で最も不自然なアウトトゥアウトの軌道になりやすくなってしまいます。

注意点

左目の下が基準とはいえ、無理に左目の下にボールがくるようにしないよう注意しましょう。

バランスよく構えたうえで左目の下、になっていなければ、左目の下を覚える意味はありません。強引に上から覗き込むようにしたり、棒立ち気味で構えたり、体をくねらせて、ボール位置を左目の下にしているようでは、再現性高いストロークを目指す上で逆効果です。

  • 前後左右均等の体重配分
  • パターヘッドのライ角通りのセットアップ
  • 肘にゆとりがあり、適度に脇が閉まった腕

といった点をおさえつつ、左目の下にボール位置がくるようにしましょう。

自宅でボール位置を覚える

パッティングミラーを使えばボールの位置を覚えられます。ただ、コースでも使えるものとはいえ、他の利用者がいるコースのパッティンググリーンでこういったものを使うのは気が引ける人もいるはず。グリーンの端っこの方であれば、マナー的には問題ありませんが、慣れていない人は恥ずかしいものです。

その場合は、自宅でパッティングミラーを使った練習をしましょう。自宅でボール位置をインプットしてコースラウンドに臨むことで、ストロークの再現性が高まります。

練習メニュー②:アドレス時のフェースの向きの確認

インパクト直後のボールの打ち出し方向はフェースの向きが7~8割影響します。ヘッド軌道の影響は2~3割なので、“打ち出し方向はフェースの向きが決める”として問題ありません。

アドレス時にフェースを打ち出すべき方向に向けられているかどうかは、狙い通りの方向に打ち出せるかどうかに大きく影響します。パッティングミラーにあるラインにフェースの向きを合わせることで、狙った方向にフェースの向きを合わせた時の感覚を体感できます。

自宅のパターマットで練習する場合は、パターマットの形状(長方形)によってスクエアな感覚を保持しやすくなり、パッティングミラーを使ってこのチェックをする意味はあまりないかもしれません。

ですが、コースのパッティンググリーンで使う場合は、アドレス時のフェースの向きに関して、実際と感覚に違いが生じやすいので、“打ち出すべき方向に対してのフェースの向き”を確認する意味は大いにあります。

アイライン パッティングミラー

縦の赤線にフェースの向きを合わせる

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